予選ラウンドは充実の2日間。宮里美香の表情には時折笑顔が浮かんだ。

フランスで開催されている「エビアンマスターズ」の初日に5アンダーをマークして4位タイにつけた宮里美香が、2日目もスコアを3つ伸ばして、通算8アンダーとした。首位との差は初日と変わらず4つ。順位は1つ下がって5位タイとなったが、優勝争いに絡むには好位置で決勝ラウンドを迎えることになった。

前半9ホールを全てパープレーで終えた宮里は。「チャンスは凄くあったが、なかなか決めきれず、フラストレーションが溜まった」と、ラウンドを振り返る。しかし、10番でこの日初めてのバーディを奪い「やっとチャンスが来たかなと思った」と、攻めの姿勢に入った。

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続く11番でも残り130ヤードを8番アイアンで攻めてバーディ。さらに13番でもバーディを奪った。終盤16番でピンチもあったが、これをしのいでホールアウト。「今日はノーボギーが嬉しい。バック9で3つ伸ばせたのは大きい。ショットが良い分、こういうスコアになっていると思う」と、安堵の表情に笑顔が加わった。

順位は1つ下がったが「順位はコントロールできない。この2日間、いいゴルフはしているので、積極的に上位に行きたいなという気持ちはある」と自信。この日のラウンドに「我慢強くなっているのは、この3、4試合で変わってるところだと思う」と、成長を確信しながら決勝ラウンドに挑む。