2026年 BMW女子選手権

台風で短縮競技も? 吉田優利が価値あるロケットスタート「思い通りに打てている」

2026年 BMW女子選手権 初日 吉田優利
吉田優利がロケットスタートを決めて首位で滑り出した

◇米国女子◇BMW女子選手権 初日(22日)◇パインビーチGL(韓国)◇6784yd(パー72)

早朝ほど強い風が吹きつけたコースにあって、午前8時33分ティオフの吉田優利は出だし6ホールで4バーディを先行した。1番を幸先よく獲ると、3番は右からのアゲンストの影響を受けやすい打ち下ろしのパー3。「ほぼ完璧」と振り返る6Iのショットでピン上3mほどにつけ、チャンスを逃さなかった。続く4番も1Wショットをフェアウェイセンターに置き、ミドルパットを流し込むバーディ。パー5の6番でもスコアを伸ばして勢いに乗った。

2026年 BMW女子選手権 初日 吉田優利
防寒も含めて経験値が光る

前年は56位と上位が遠かったパインビーチGLで、随所に経験値をのぞかせる。朝に冷え込んだコースは晴天に恵まれたこともあり、昼にかけて気温が上昇。それでも、ショットの合間は最後まで厚手の手袋で指先の防寒を欠かさなかった。「なくても行けるっちゃ行けるんですけど、風が当たって体感は寒い。でも上を着るほどじゃないし…と思って。寒い感じは去年やって、なんとなく想像がついている。なんとか対策を練らないとな…くらいで収められた」

当地では欠かせない風への対応も、前年に苦しめられた記憶を思い出しながらプレーしているという。開幕前日にキャップが飛ばされるほどの暴風の中で練習ラウンドを行ったことも、落ち着いて戦える材料になった。なにより、ショットの状態が1年前とは比べものにならないくらい良くなっている。

2026年 BMW女子選手権 初日 吉田優利
強風の中でもショットの安定感が抜群だった

「この風の中で曲がっていると結構つらい。それがわりと思い通りに打てているのかなっていうのが一番大きい。(風に)ぶつけるとか、乗せるとか、そういう無駄なことを考えなくていいのは、すごく楽にできました」。後半17番(パー5)でも5Wで2オンに成功して絶好機を演出し、イーグル逃しのバーディ。フェアウェイキープ率92.8%(13/14)、パーオン率88.8%(16/18)が示す通り、シンプルかつ理想的な6アンダー「66」だった。

2026年 BMW女子選手権 初日 吉田優利
短縮競技の可能性も頭に入れてのプレー

カリス・デイビッドソン(オーストラリア)と並び、米ツアー初の首位発進。選手たちには台風30号の影響で短縮競技となる可能性が伝えられており、もちろん吉田も「日曜がどうなるか分からないですけど、それも少し把握しつつ、この風の中ですごくいいゴルフだったと思います」。経験も含めたあらゆる情報を総動員して、価値あるロケットスタートを決めた。(韓国・ヘナム郡/亀山泰宏)

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