岩井明愛は“裏街道”から快進撃 「紙一重の中でのラウンド」で62の猛チャージ
◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G 最終日(27日)◇ピナクルCC (アーカンソー州)◇6438yd(パー71)
“裏街道”からの快進撃だった。首位とは9打差の31位で迎えた最終日。インの第1組としてティオフするとき、岩井明愛は気合いを入れた。「全ホールバーディを取っていこう」との意気込み通りに9バーディを量産し、ボギーなしの「62」をマーク。クラブハウスリーダーとしてホールアウトし、「紙一重の中でのラウンドだった。ボギーも打てないし、バーディも取らなくちゃいけないラウンドは楽しかった」と小さくうなずいた。
持ち前の爆発力を存分に発揮した。12番で残り134ydを9Iで1mにつけた一打をきっかけに勢いに乗る。インの前半で3つ伸ばして迎えた後半が圧巻だった。第2打がウェッジショットだった1番でピンに絡めると、そこから5連続バーディ。「最後まで集中できていた」と、パー5の7番ではバンカー越えの繊細なアプローチをピンに寄せて9個目を奪った。パーオンを逃したのは1ホールだけ。「贅沢を言えば、あと2、3個伸ばせたとは思う。そこはちょっと悔しい」と振り返る。
前週は初めての韓国ツアーとなる「ハナ金融グループ選手権」に参戦した。明愛と同じく招待選手として出場したリディア・コー(ニュージーランド)、ミンジー・リー(オーストラリア)のビッグネームが予選落ちする中、8位に入った。日本ツアーや米ツアーとは異なる環境でのプレー。「日本とアメリカにないルールがあったり。いろいろと経験できた」。結果はもとより、初めての舞台での挑戦が、今後につながる学びとなった。
通算16アンダーでホールアウトし、「集中力を切らさずに練習しようかなと思う」と前を向いた。西村優菜が通算21アンダーまで伸ばしたことで、ツアー2勝目は次戦以降に持ち越しとなった。それでも今季ベストフィニッシュとなる2位。首位との差をものともせず、最後まで攻める姿勢を貫いた価値ある18ホールだった。