今季予選通過は全選手最多 岩井明愛が3試合ぶり決勝でかみ締める幸せと取り戻した勇気
◇米国女子◇FM選手権 3日目(29日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6533yd(パー72)
今季の出場試合数(21)、予選通過試合数(16)がともに全選手最多(タイを含む)の岩井明愛は、直近2試合連続で予選落ちを喫していた。2週前は昨季初優勝を遂げた「ポートランドクラシック」でカットラインをクリアできず、前週「CPKC女子オープン」は初日28位から2日目の「77」で121位に沈んだ。
「やっぱり予選を落ちてしまうと、どこかで自信をなくしちゃう。試合の中でだんだんと自信をつけていくしかないですね。その繰り返しです」。今大会も初日77位とカットラインを見上げる位置だったが、2日目の「66」で一気に19位までカムバックした。3試合ぶりに迎える週末。タフなピン位置を前にして「そういう経験ができること自体がうれしい。学びの中でプレーする感じ」と声を弾ませる。
シーズン17度目でも、1度の予選通過で自分自身にいい変化があると感じる。前半8番(パー3)、左手前に切られたピンを6Iのフェードボールで攻めた勇気は、予選落ちが続いたタイミングで失いかけていたものだ。左手前はバンカーに守られ、ピンを越えれば奥に下っていく傾斜がピンチにいざなうロケーションを恐れなかった。「その隙間、あそこに落とすしかないっていうところを狙って、フェードが打てるっていうのが自分のひとつの強みだと思う。結果は(少し)奥に行っちゃいましたけど、いいショットでした」
砲台グリーンの右奥、極めて狭いエリアにピンが切られ、パー5ながら平均スコア「5.134」とオーバーパーを記録した18番について「ここ、メッチャ難しくないですか?」と振り返る声のトーンもどこか楽しそうだ。通算4アンダー23位で向かう最終日へ「土日プレーできる幸せをかみ締めて、楽しみながら頑張ります」と目を輝かせた。(マサチューセッツ州ノートン/亀山泰宏)