ミラクルセーブにイーグルも 勝みなみが“おひとり様”でFWキープ率100%「スイングのリズムを取り戻せた」
◇米国女子◇FM選手権 3日目(29日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6533yd(パー72)
勝みなみが、わずか3時間7分で18ホールを回り終えた。午前9時25分にスタートして、午後0時32分にホールアウト。2020年の国内ツアー「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」2日目以来、6年ぶりに一人で試合をプレーしたラウンドはあっという間だった。「(6年前は)ショットの調子も良くなかったので、試行錯誤しながらの感じだった。今回の方が絶対、スムーズにラウンドできた」。コースは違うものの、前回の1アンダー「71」に対して3アンダー「69」とスコアも良くなった。
カットライン上のイーブンパー54位で滑り込み、“おひとり様”のムービングデー。「(同伴競技者のプレーを)待つ時間もないし、すごい楽でした。やっぱり、自分のペースでできるから」と歓迎した通りのスピーディなラウンドだったが、前半はドタバタだった。
1番から2打目を深いガードバンカーに落としてナイスパーを拾った。2番(パー5)は3打目がピン左の傾斜をこぼれてボギー。ピン筋に飛んだショットが奥まで転がってしまう場面もあり、黙々とグリーン周りの技を駆使して耐えた。
大ピンチは7番(パー5)。カットしようとした2打目が高く上がり過ぎて木を直撃し、右サイドのペナルティエリアに消えた。木の下からUTでクリーンに当てた低弾道の4打目が花道を駆け上がり、ピン左3mにつくスーパーショット。少しだけ入念にラインを読んだパーパットをねじ込み、ミラクルパーセーブを決めた。「あり得ないくらいのパー。マジでビックリしました。パーを獲れるなんて思ってなかったから…」と笑う。
折り返して10番から2連続バーディを奪い、3Wの2打をつないだ12番(パー5)では4mを沈めてイーグル。「73」とスコアを落とした2日目には最も嫌う右へのミスが出て落胆を隠せなかったショット面で、フェアウェイキープ率100%(14/14)を記録したことがうれしい。「スムーズに回れたおかげで、スイングのリズムを取り戻せた。プラスに捉えて、またあした頑張りたい」。しっかりと順位を上げたため、最終日も一人で…というわけにはいかないものの、少しでも上を目指せるポジションにいることが重要だ。(マサチューセッツ州ノートン/亀山泰宏)