自己最高2位・吉田優利はシャンパンで山下祝福 妹との同時Vならず「私が優勝してあげられたら…」
◇米国女子◇CPKC女子オープン 最終日(23日)◇ロイヤルメイフェアGC(カナダ)◇6452yd(パー70)
勝負のサンデーバックナインで、今週初めてのイーグルを決めた。吉田優利はパー5の12番で20mを沈めると、思わず膝を折った。この一打で2位タイに浮上。スコアを落とすライバルを横目に終盤も粘り、これまでの5位(2024年ロッテ選手権)を上回るツアー自己最高の単独2位で大会を終えた。それでも、自身に9打差をつけて通算23アンダーという記録優勝を飾ったのが山下美夢有だった。
ホールアウトしてスコア提出を終えると、最終グリーンに戻って一組後ろの最終組でプレーした山下をシャンパンシャワーで祝福した。「(最終日も)伸ばしてますからね。すごいと思う。きょうはピン(位置)がブリブリに振ってあったし、差があるから狙えるというのもあると思いますけど、これで伸ばすのって本当にすごいなって思う」。今季ツアー最大差の圧勝を飾ったライバルをたたえた上で、「Need more practice(もっと練習が必要)ですね」と自らに言い聞かせるように顔を上げた。
日本では23日に、妹の鈴(りん)が日本ツアー「CAT Ladies」で今季2勝目を挙げた。「おめでとう」とシンプルな言葉で祝福したが、妹の姿に自身も期する思いがあった。鈴が初優勝を飾った6月の「ヨネックスレディス」はメジャー「全米女子オープン」と同週開催で、当時のメルセデスランキング上位10人中8人が不在の大会だった。「1勝目は上位がいない中での優勝だと言われていた。私は『勝ちは勝ち』だと思うけれど、でも、それをひっくり返した試合だったと思う」
そんな妹への思いを胸に、吉田自身も姉妹による日米同週優勝という期待を背負ってこの日の18ホールを戦った。「2人そろっていい成績というのは、初めてだと思う。やっぱり私が優勝してあげられたらもっとすごいことになったと思うけど…。お互いにすごくいい試合だった。鈴はこれから(国内)メジャーが続くし、私も大事な試合に出るのでお互いのフィールドで準備したいなと思う」。優勝に届かなかった悔しさを胸の奥底にしまい、妹思いの26歳は前を向いてカナダを後にする。