2026年 AIG女子オープン(全英女子)

トップ10にメジャー覇者2人だけ “混戦”全英女子で桑木志帆、勝みなみ、古江彩佳の勝機は

2026年 AIG女子オープン(全英女子) 3日目 ユ・ヘラン
ユ・ヘランの首位陥落で混戦に拍車がかかった

◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 3日目(1日)◇ロイヤルリザム&セントアンズGC (イングランド)◇6601yd(パー71)

今季メジャー最終戦は混戦模様で最終日を迎える。3日目を終えた段階で、優勝争いの中心となりそうなトップ10のうち、メジャー優勝経験があるのは通算4アンダー2位のユ・ヘラン(韓国)と2アンダー8位の古江彩佳だけ。今季の5大メジャーを振り返っても「シェブロン選手権」が4人、「全米女子オープン」5人、「KPMG全米女子プロ選手権」3人、「アムンディ エビアン選手権」6人と、今回が最も少ない。また2位にユ、桑木志帆ら5人が並んで最終ラウンドに入るが、これは1980年以降のメジャーで初めてだ。

史上5人目のメジャー3連勝へ、首位から桑木と2サム最終組を回ったユが「74」と足踏みしたことで混戦に拍車がかかった。3番から2連続バーディで抜け出しそうな雰囲気を漂わせたと思いきや、予選ラウンド2日間で2ボギー1ダブルボギーにとどめていた安定感がなく、6ボギー(3バーディ)と乱れた。

フェアウェイセンターからのショットをポットバンカーに落とした10番は、手前側のあご近くに止まったボールを一度バンカー中央に“刻んで”からピン方向に打ち、1パットのボギーとした。この日の“ベストボギー”を問われ、「たくさん打ったから覚えてないけど、たぶん10番」と傷口を広げなかったシーンを挙げる。3打差を追う立場に変わり、「きょうと同じくらい風が吹く予報だし、ショットを低く抑えてバンカーに入らないようにしたい。まだチャンスがある」と逆転を狙う。

2026年 AIG女子オープン(全英女子) 3日目 イエリミ・ノ
首位のイエリミ・ノにも不安要素が…(Richard Heathcote/R&A/R&A via Getty Images)

“本命”の後退もあり、イエリミ・ノがメジャーでのキャリアを通じて初めて首位に立った。全英女子は直近の出場3大会連続で予選落ちしており、シーズンでもトップ10入りがないまま、6月のダブルス戦「ダウ選手権」から出場3試合連続予選落ちで今週に入っていた。

2番でチップインのパーセーブを決めるなどドタバタだった前半から一転、後半に3バーディを奪う「69」でトータル7アンダーと3打のリードを築いた。「この数カ月は本当に厳しかった。予選通過できないどころか、いいゴルフもいいラウンドもなかった。木曜日にアンダーパーで回れたことが本当にうれしくて…」と話す状態。初優勝だった昨年「ファウンダーズカップ」以来のタイトルを目指す。

2026年 AIG女子オープン(全英女子) 3日目 桑木志帆
3打差は射程圏内の桑木志帆

3打差の桑木、5打差の勝みなみと古江にも勝機はありそうな展開。前年の山下美夢有に続き、日本勢による大会連覇が懸かる。(イングランド・リザムセントアンズ/亀山泰宏)

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