2026年 ISPS Handa スコットランド女子オープン

会心2オンに8m“ナイスボギー”も 原英莉花は2年前の悪夢払拭へ「嫌なホールに勝つ!」

2026年 ISPS Handa スコットランド女子オープン 初日 原英莉花
2年前に“悪夢”を見たコースで好発進を決めた

◇米国女子◇ISPS Handa スコットランド女子オープン 初日(23日)◇ダンドナルドリンクス (スコットランド)◇6538yd(パー72)

日本ツアーからのスポット参戦でリンクスとスコットランドらしい悪天候に翻弄(ほんろう)された2年前とは違う。原英莉花が「過去イチと言っても過言じゃないくらい」と悪夢を見たタフなコースで、首位と4打差の2アンダー5位と好スタートを切った。「うれしいです!普通に!」という飾らない言葉が充実感を際立たせた。

自ら「まさかの出だしバーディ」と振り返る最初の10番から勢いに乗ると、第一関門は13番だった。線路を背にするパー4は左サイドが狭く、右にはつかまれば絶望的なポットバンカーが口を開ける。2024年は第2ラウンドにダブルボギーを喫するなど2日間でスコアを3つ落としたホールだ。左からの風が悩ましい状況でも狙い通り右のバンカーを回避してパーで切り抜け、「2年前に感じた『嫌なホールに勝つ!』っていうところを、きょうはクリアできました。“はやはや”に」と声を弾ませる。

2026年 ISPS Handa スコットランド女子オープン 初日 原英莉花
笑みも浮かんだ18ホール

15番(パー3)で2つ目のバーディを奪って折り返すと、1番で初めてボギーをたたいた。2番はバンカーから必死のセーブ。右足をバンカーに入れられないトリッキーなライは「出ればいいな」というレベル。なんとか寄せワンでしのぎ、3番(パー5)のバーディにつなげた。

右奥の難しいピン位置で全体的にトラブルも目立った5番(パー5)は、たっぷりと待たされた2打目でピン下5mのイーグルチャンスを演出。右からフォローの風で4UTを握り、見えないグリーン面の完璧な場所にキャリーさせた。上りのラインながら、ピン奥が容赦なく下って砲台グリーンを転がり出るロケーションを警戒して強く打てなかったものの、難なくバーディとしたプレーも価値がある。

2026年 ISPS Handa スコットランド女子オープン 初日 原英莉花
最終9番をパーで締めて「70」

ドラマは最終盤にもあった。2打目を引っ掛けて左に落とした8番は、左手前に切られたピンに対してアプローチで使えるエリアがほとんどない苦しいシチュエーション。練習ラウンドで繰り返した転がしはなかなか寄っていなかったこともあり、58度のウェッジで割り切ったチッピングが「乗せるだけでいいと思ったんですけど、乗りもしなかった…」と反対側までこぼれてしまうミス。8mも残ったボギーパットをなんとかねじ込み、胸をなでおろすアクションで「ラッキーです」と苦笑いを浮かべた。

2026年 ISPS Handa スコットランド女子オープン 初日 原英莉花
2日目は午前7時41分(日本時間午後3時41分)にスタートする

トップの背中が見える滑り出しにも警戒を解かないのは、2年前に打ちのめされた経験ゆえ。この日“攻略”した13番を、2日目は後半にプレーすることになる。「そこまでしっかりいいプレーを続けられたら」と表情を引き締めてうなずいた。(スコットランド・ゲイレス/亀山泰宏)

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