「お恥ずかしい(笑)」原英莉花は初日前半“+4”からメジャー初の予選通過
◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 2日目(24日)◇メモリアルパークGC(テキサス州)◇6811yd(パー72)
5年ぶりとなるメジャーは初日の前半を終えた時点で4オーバーまで後退していた。過去3度のメジャーは100位以下に沈んで予選落ち。苦い記憶を刻んできた大舞台で、原英莉花は「このままじゃイヤだ」と気持ちを奮い立たせた。自分を必死に落ち着かせ、「調子うんぬんよりも、(目の前の)一打をフォーカスすることにできた」。9ホールで3つ取り返し、1オーバー59位から出たこの日はメジャー初のアンダーパーとなる「69」。通算2アンダー22位で初の予選通過を果たし、「お恥ずかしい…」と笑った。
口調は冗談めかしていても、充実感に浸るそぶりは一切ない。スポット参戦ではないツアールーキーとして、目の前の一戦一戦に集中していることがひとつ。さらには「やっぱりショットが全然、自分の中でうまくいかなくて…。『そっちのサイドに打ちたいんじゃないんだよなあ…』っていうのが結構ありますし、なかなか…当たってません!」と自虐節が漏れる。
前半7番(パー3)から2連続バーディを先行した直後の9番(パー3)。持ち球のフェードで右奥ピンを攻め込もうとしたアイアンショットはグリーン左サイドに乗った。「ホント、そうなんですよ…。振り抜きっていうところのスペースが自分が思っているところに抜けていない。ずっと向き合ってはいるんですけど、なかなか修正できていない」と悔しがる。
198yd設定の11番(パー3)はアゲンストの風の中、5Wでピン右7mほどにつけたショットにも「置きにいってる感じ。最低限(手前の)バンカーはクリアして、奥でもいいかなという感じで打ったんですけど、思ったよりフェードしちゃった」と、どこか不満顔だ。ここをバーディにつなげられたのは、要所で決まっていたパッティングによるところも大きい。17番でも8mほどのバーディパットを流し込んだ。
年間ポイントレースにおける加算ポイントも大きい重要な一戦だからこそ、“邪念”を消して目の前のプレーに向き合う。「やっぱり、1打の積み重ねが次につながる。先を考えるよりも、いまにフォーカスにできるように頑張ります!」。週末への意気込みをにじませると、フィーリングをチェックしたいクラブ数本を抱えて午後7時を過ぎた練習場へ走った。(テキサス州ヒューストン/亀山泰宏)