畑岡奈紗は通算40試合目のメジャー獲り挑戦 「緊張、プレッシャーを少し受け入れて」
◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 事前(22日)◇メモリアルパークGC(テキサス州)◇6811yd(パー72)
2017年「KPMG全米女子プロ選手権」で始まった畑岡奈紗のメジャー挑戦は、今大会で節目の40試合目を迎える。「もう、そんなになったんですか…」。ことしで米ツアー10年目。高校卒業から無我夢中で走り続け、積み重ねてきたものの厚みは本人の実感を超える部分だってある。
40回繰り返してきた悲願のメジャー制覇への準備も、ことしはさらにブラッシュアップした。前週の試合をスキップして「シェブロン選手権」に臨むのは昨年と異なるスケジューリング。もちろんコース変更でじっくり事前チェックに時間を使いたかったことも大きいが、「やっぱりタフな4日間になる。ちゃんと身体もフレッシュな状態で来た方がいいと思った」と話す。近年は痛みに悩まされたシーズンもあっただけに、コンディショニングには細心の注意を払う。
メカニック、フィジカルとトータルで指導を受ける高田洋平氏とのトレーニングメニューもゴルフに特化したものをそろえてもらった。重りで負荷をかけるより、バランスを整え、スイングにおける理想の動きにつなげていくイメージ。「コース上でスイングのことを考えても、うまくいくことの方が少ないと思う。気づいたらできている、みたいなのが理想かな」とうなずく。
1年前はちょうどショートパットの悩みが深刻化していた時期で、のちに「勝てそうっていう感じも、ゼロでした」と明かしたほど追い込まれていた。昨年11月、日本開催の「TOTOジャパンクラシック」で3年半ぶりのツアー通算7勝目を飾ってシーズンインした今季は出場5試合でトップ10入りが3回。「あんまり優勝争いができていない」としつつ、かつてもがき苦しんだ短い距離のパッティングとの付き合い方に達観した様子を見せる。「緊張とかプレッシャーを少し受け入れた上で、『そういう風にもなるよね』って考えるようにやっています」。心技体の充実に加え、今週出場する日本勢15人で誰より重ねてきた大舞台の経験値がある。(テキサス州ヒューストン/亀山泰宏)