湧き上がる「勝ちてぇー」と向き合いながら…原英莉花は米国のオフをどう過ごす?
◇米国女子◇JMイーグルLA選手権 事前(14日)◇エルカバレロCC (カリフォルニア州)◇6679yd(パー72)
直近の「アラムコ選手権」を23位で終え、原英莉花は前週のオープンウィークを米国で過ごした。下部エプソンツアーから昇格した今季、試合のない週は何をしているのだろうか。「ほとんど練習とトレーニングしかしてない…。(リフレッシュの)遊び方が分からないんですよね。何していいか分からなくて、なんか結局、芝の上でゴロゴロしている方が落ち着くんで」と笑う。
「落ち着く」とは言っても、それは“居心地”のようなもの。実際、ゴルフと向き合う時間は焦燥感に駆られる自分がいるという。「やっぱり『勝ちてぇー』って思いながら…」。目標だった最高峰の舞台でタイトルをつかむため、自分が思い描くショットを打つため、ひたすら頭を悩ませている。
3月「ブルーベイLPGA」でのトップ10入りから始まったシーズンは、ここまで年間ポイントランキング48位。「予選落ちもあるんだけどね、とびっきりの…」と通算7オーバー最下位(144位)に沈んだ「フォード選手権」を自虐ネタにしつつ、数字的な見栄えは決して悪くない現状の課題を整理する。「最終日に(かけて)伸ばせないのが続く感じがある。3日目に順位を上げてから、最終日のマインドとか試合運びとか、そういうところでモヤモヤが残る終わり方が続いている」。予選通過した直近2試合は、いずれもトップ10圏内で迎えた最終日に順位を落とした。
淡々とプレーを進めるあいだは悪くないのに、勝負どころとアクセルを踏み込んだときほど「事故ってます」と苦笑する現状がもどかしい。大事な局面で試合の流れをつかみ、さらに上位で戦うため自らに底上げを求める。「いかに(アクセルを)緩やかに踏み続けられるか、みたいなところだと思う」。初出場となるこの大会でもテーマは同じ。次週のメジャー「シェブロン選手権」(テキサス州メモリアルパークGC)に向けた調整とは、みじんも思っていない。(カリフォルニア州ロサンゼルス/亀山泰宏)