「良い気配も、沈む気配も…」 不振続く吉田優利の直感
◇米国女子◇フォード選手権 presented by Wild Horse Pass 事前(24日)◇ワールウインドGC (アリゾナ州)◇6675yd(パー72)
打撃練習場で60yd先の目印に向かって打つという練習は、吉田優利がプロになってからやり続けることの一つになる。58度のウェッジをスリークォーターショットで打つとちょうどその距離で、“自分の中の基準”を確認する。このドリルによって100yd以内の感覚が極められ、日ごとに変わる身体のコンディションも敏感に感じ取れる。
「続けられるものしか基本やっていない」と自分に合った練習を選ぶ。繊細な感覚は、毎週ガラリと様相の変わるコースに対する武器になる。今週は砂漠地帯らしい乾燥した環境が特徴。「去年は日が経つにつれて(下が)硬くなって、すごく飛んだイメージがある。グリーンもだけど、ティショットもランの計算をしていかないと」と戦略を立てる。
今季4試合を戦ったが、いまだトップ20入りはなく、直近2試合で予選落ちと思うような結果が出ていない。「すごく大事な時期。1ラウンドでも良いように回れれば、トントン拍子に良い方向へ行きそうな気配もあるし、(悪い方に)沈む気配もある」と直感が働く。
前週も開幕前には好感触があった。「(状態が)良いと思っていたけど、コースに行ったら結果が出なくて。実際は良くないんだろうな、と。良いと思いたいだけだったのかも」と話す。週末からの調整期間でショットの見直しに励んだ。「基本はやっぱり寄せないとバーディチャンスを打てない。今週は長いホールもあるので、そこでしっかりグリーンに乗せつつ、バーディチャンスにつけていきたい」と意気込んだ。
次週4月2日開幕の新規大会「アラムコ選手権」(ネバダ州シャドークリークGC)は欧州女子ツアー(LET)との共催のため、昨年の年間ポイントランク73位で出場優先順位82番手の吉田は現時点でウェイティング1番手とフィールドに入れていない。「早く良い流れに持っていけるように、バーディをたくさん獲っていきたい」と士気を高めた。(アリゾナ州フェニックス/石井操)