丁寧な試行錯誤と見えてきた光明 西郷真央はショットに手応え「新しいチャレンジは必要ない」
◇米国女子◇HSBC女子世界選手権 最終日(1日)◇セントーサGC タンジョンコース(シンガポール)◇6793yd(パー72)
西郷真央は出だし1番からアイアンショットでバーディチャンスを作った。最終日のパーオン率は83.3%(15/18)を記録した一方でパッティングを決めきれないシーンもあって3バーディ、1ボギーの「70」。通算4アンダー21位で今季2戦目を終えた。
4週前のシーズン開幕戦以来となる試合には、入念な準備期間を挟んでクラブセッティングをアップデートして臨んだ。わずかな感覚の違いを比べながらベストを模索する根底には、「(理想像に)間違いなくたどり着くことは、絶対にできない。いろいろと遠回りしながらも一歩ずつ確実に進めたら」という信念がある。
「まずは自分が振りたいスイングをして、打ちたい球を打つことが大事」と話すように、磨き上げてきたスイングとのマッチングは繊細な作業になる。丁寧に進めてきたからこそ、シンガポールでの4日間に確かな手応えがにじむ。「オープンウィークと試合を休んでいる間にショット、パットとどちらも結構練習したけど、ショットはすごく光が見えてきたのはある。ショット自体は今までやってきたことを続けていければ。何か新しいことにチャレンジする必要はない」と収穫を得た。
ショット面は方向性を継続しつつ、グリーン上の課題に視線を移す。「練習場で7、8割の出来栄えだと、試合になれば5割か、それ以下になる。2m以内は外さないようにしたい」。短い距離の精度アップを自らに求め、「今週それができていれば7打、8打は違ったし、優勝争いも見えてくる。もうちょっとショートパットを外さなければ、トップ10に入れる内容までは持ってこられた。次の試合に向けて良いステップは踏めたかなと思う」と反省も交えて分析した。
再び手にしたフィードバックをもとに、19日開幕の次戦「フォーティネット ファウンダーズカップ」(カリフォルニア州シャロンハイツG&CC)に備える。その先に見据えるのは、4月「シェブロン選手権」。会場は変わるものの、ディフェンディングチャンピオンとして臨むメジャー初戦に向けて着実に歩みを進める。(シンガポール・セントーサ島/石井操)