◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 最終日（27日）◇ザ・クラブatカールトンウッズ（テキサス州）◇6911yd（パー72）
空前の5人プレーオフを制してメジャー優勝を遂げた西郷真央に、岡本綾子も興奮しっぱなしだった。最終日にWOWOW中継の解説を務めながら、西郷のレギュラーラウンドの18番（パー5）あたりから感情が高ぶった様子がありありで、優勝決定の瞬間はうまく言葉も出ず感極まったコメントが続いた。
表彰式後の西郷とのやり取りでは「本当におめでとうの一言だけ言いたくて」と「おめでとう」を連発。大会恒例の池ダイブを敢行した西郷が「なんかめちゃくちゃ深くておぼれるかと思ったんですけど、（優勝して）池に飛び込むのが目標だったので…」と言うと「でも、水が汚かったでしょ？」と気遣い、西郷の「はい。“においはけっこうするね”とチームのみんなで話してました」という爆笑コメントを引き出した。
岡本は解説者として、自分が何度も跳ね返されてきたメジャーで日本女子が優勝するシーンを何度も見届けてきた。「すごい勝率です、私って。渋野さんの全英女子オープン、笹生さんの全米女子オープン、古江さんのエビアン選手権、そして今日」。先輩プロの樋口久子の1977年「全米女子プロ」優勝はさておき、メジャーを制した日本女子5人のうち、4人の歓喜にテレビ中継で立ち会えていることに感謝した。
また、今季開幕から9試合連続でトップ10を果たすなど快進撃が続く日本勢の今後のメジャー制覇について「ありますね。まだメジャーは4つ残ってます。コースは違うけど、可能性大です」と期待した。
