「ショットの調子はいい方」と11位につけた勝みなみ

◇米国女子◇Qシリーズ（2週目） 3日目（10日）◇ハイランドオークスGC (アラバマ州)◇6685yd（パー72）

米ツアーの来季出場権をかけた8ラウンド144ホールの長丁場もあと1日。勝みなみが通算18アンダー11位と目標の20位以内をキープしてラスト18ホールを迎える。

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2番から2連続バーディを先行。さらに惜しいホールが続いたが、決められなくても慌てなかった。この日はボールがディボット跡に入ってしまうシーンに加え、べったり泥もついていたりとアンラッキーの連続。「『こんなことある？』ってビックリするくらい。でも、わりと落ち着いて対処できた。泥がついていたらどこに飛んでいくかわからないので、自分を信じて、いつも通りスイングするだけと思ってやっていました」

ボギーはミスショットでバンカーのへり近くに打ち込んだ後半11番（パー5）だけ。最終18番はPWで思ったより引っ掛けたというセカンドだったが、結果的に下から3.5mと理想的なラインを残してバーディで締めくくった。「我慢した分が来てくれたかな」。どんな状況でもフラットなメンタルを崩さなかったから、最後は運まで引き寄せた。

「まずは20位以内が大事」と残り18ホールへ

通算25アンダーの首位ユ・ヘラン（韓国）との7打差を見るよりも、自分の目標に集中する。「優勝（トップ通過）も大事ですけど、自分が（より）重きを置いているのはそこじゃなくて、吸収すること、20位以内に入ること。この地に来て、（海外の）いろんな選手と回っている一瞬一瞬が価値のあること」と強調した。

多くの出場機会を得られる「カテゴリー14」が付与される上位20人の争いもし烈な伸ばし合い。「自分のベストなプレーをして、アンダーで回った結果がどんどん上に上がっていくと思う。いま自分が何をしなきゃいけないか。そこを明日も継続してやりたい」と、来季を左右する最終日を見据えた。