18番でバーディを奪ってトップに並んだ勝みなみ

◇国内女子メジャー◇JLPGAツアー選手権リコーカップ 最終日（27日）◇宮崎CC（宮崎県）◇6487yd（パー72）

最終組の3組前から出た勝みなみは最終18番で15mをねじ込んで通算15アンダーとし、トップを走る山下美夢有をとらえた。ホールアウトしてリーダーボードを見るまでは山下のスコアが16アンダーと思っていたといい、「15アンダーで2位が確定だあ、と思っていたけど、順位を見たら『1』。これは困ったなと思ってビックリした」と笑って振り返った。

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5打差から出た最終日、前半で6つのバーディを奪うなど9バーディ、2ボギーの「65」をマークした。プレーオフでは155ydから打った8Iのセカンドショットが右に反れてグリーンに乗らず。バーディパットが決まらず、勝負がついた。

勢いはすごかった

「ああいう右に行くのがコースでずっと出ていて、プレーオフの2打目で修正できたらまた違うイメージでアメリカに行けるのになと思っていたけど出ちゃって…。タイミング次第だと思うけど、そこを修正してアメリカに臨みたいと思います」。翌週から始まる米ツアーの予選会に向けて不安を消せなかったものの、満足感はある。

「(ギャラリーに)楽しんでいただけたかなとは思うので、ここはここで終わりにしてアメリカでいい報告ができるように頑張りたい。やり切った感はめちゃくちゃあります。もちろん、優勝できなかったのは悔しいけど、アメリカに行くとなるとお金も必要になる。1つでも順位を上げたいと思っていたところもあったので…上出来ですね」。渡米前日にゲットした1800万円には頬を緩めた。

国内最終戦を終えて渡米する2人。これから長い戦いに臨む

「日本女子オープン」で大会連覇を成し遂げ、活躍を見せた今シーズン。心残りといえば、目標にしていた年間3勝以上に1つ届かずに終えてしまったこと。「70点ぐらいかな。今回もだけど、勝てるチャンスはあった。勝ち切れなかったのは自分にまだ何かが足りない」。日曜日に東京に戻って、月曜日に渡米。次なる挑戦へと向かう。(宮崎市／石井操)