この日は練習ラウンドで18Hプレーした野村敏京

◇米国女子◇アメージングクリー ポートランドクラシック 事前（13日）◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6478yd（パー72）

ツアー3勝の野村敏京が窮地に立たされている。「今週頑張ってみて、あとはそこから決めていく予定」と、今後の出場試合が不透明なままシーズン終盤を迎えていた。

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シード権がない今季の序盤は予選会などから参戦したがなかなか成績を残せず、成績に準じて出場優先順位を入れ替えるリシャッフルで順位を上げることができなかった。7月「ダウグレートレークスベイ招待」からの直近4試合は予選落ち、現時点で出場優先順位は161番目だ。

ゴルフの内容自体は悪くないが、なかなか成績につながらない。「悪いところは特にないのに流れに乗れない。調子が悪くないから悔しい」と手ごたえと成績が連動しないもどかしさを感じていた。

次週の「ウォルマート NW アーカンソー選手権」はウェイティング1番手で枠が降りてくるのを待っているが、本大会が今季最後という覚悟を持って出場している。

元世界1位パク・ソンヒョン（右）とは仲良し

この日はツアーで一番の仲良しというパク・ソンヒョン（韓国）と18ホールをラウンド。元世界一の後輩とさまざまなことを話しながらプレーした。「思うようにいかない、ゴルフってそんな感じですよね。あとは運命が決めてくれるでしょう」と笑う。

思い通りにいかないことが多いが、それでもゴルフが楽しくて仕方ない。「みんなそうだと思うけど、できれば優勝を目指したい」。本大会には2020年大会以来5度目の出場。「これが最後」という意気込みで、巻き返しを狙う。（オレゴン州ポートランド／谷口愛純）