海外メジャーもいよいよ最終戦

◇海外女子メジャー◇AIG女子オープン（全英女子オープン） 事前情報（2日）◇ミュアフィールド (スコットランド)◇6649yd（パー71）

5勝を挙げた日本ツアーを離れ、海外メジャーは今大会が最後となる4試合目。西郷真央はここまですべて予選を通過し、7月の「エビアン選手権」では大健闘の3位。メジャーのセッティングでの戦いは「自信になった」という。

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順調に見える海外遠征だが、アクシデントにも悩まされた。エビアン後の先週月曜に開催地のフランスからスコットランド入りしたが、エジンバラ空港でまさかのロストバゲージに見舞われた。欧州では欠航や減便の影響もあって荷物紛失や遅延が相次いでおり、「聞いてはいたが、まさか自分が…」と驚きを隠せなかった。

アクシデントもなんの

紛失したのはキャディバッグとウェアなど衣類が入ったスーツケース。幸いキャディバッグは翌日に見つかった。「ウェアもすぐに見つかるだろうと思ったんですが、どこにあるかわからない」。ウェアは日本から届けてもらって事なきを得て、衣服などはスーパーやアウトレットで購入してしのいでいるという。

それでも、1週間早くスコットランド入りし、今年の男子メジャー「全英オープン」が開催されたセントアンドリュースオールドコースで一般客と同伴でプレーする貴重な機会にめぐまれた。まだギャラリースタンドが残る“ゴルフの聖地”を回り、「フェアウェイのセンターにバンカーがあったりして初めての感覚でめちゃくちゃ面白かった」と笑みを浮かべた。

初のリンクスに挑戦

リンクス初体験を経て、ミュアフィールドでは今週月曜に1ラウンド。「風が一番強かった」というこの日は9ホールをプレーした。「ドライバーショットはフォローだと300ydちょっと飛ぶがアゲンストだと飛ばなくなるので長いパー4は気をつけたい」と警戒ポイントを挙げた。

「海外ならではの（リンクスのような）コースで上位につけたいので、気持ちを切り替えてプレーしたい」と気を引き締めた西郷。“災い転じて福となす”か。