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2020年 AIG女子オープン(全英女子)
期間:08/20〜08/23 場所:ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)

風に慣れた上田桃子は初のアンダーパー 畑岡奈紗は「読みが甘かった」

◇メジャー第1戦◇AIG女子オープン(全英女子オープン) 3日目(22日)◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇6649yd(パー71)

52位から出た上田桃子が5バーディ、1ダブルボギーの「68」で回り通算5オーバー、64位から出た畑岡奈紗は「75」とスコアを落とし通算13オーバーで最終日を迎える。

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■上田桃子「1つでも順位を上げて帰る」

今大会自身初のアンダーパーをマークした上田はリンクスコースに吹く風に「ちょっと慣れてきたというか」。前日よりも若干弱まったものの依然強風。「(右からの風でのアドレス時)目線とか、右のブッシュを向いて打たないといけない。本当にそこにいって帰ってきてくれるのか、とイメージしにくのがあったんですけど、その辺がイメージしやすくなっているなとは思いますね」と振り返った。

2つ伸ばし課題に挙げていた後半。10番で3mを流し込み3つ目のバーディを奪った。12番はティショットを曲げて一罰打でアンプレヤブル。ラフからの第3打をグリーン周りのブッシュに入れ4オン2パットのダブルボギーとしたが「10番でせっかく伸ばせたのにまたインで苦戦するのかと思った。それは絶対に嫌だと。トリにもなりそうなダボだった。気持ちを切り替えれたのがすごく大きかった」と16番(パー5)からの2連続バーディにつなげた。

今大会参戦を決めた背景には豪雨被害を受けた故郷・熊本県の存在が大きい。「結果がどうであれ、やり切るしかない。そこをぶらさずに18ホール回れたと思う」とうなずき、「天候がわからないのでスコアの目標は立てにくいけど、1つでも順位を上げて帰る。予選を通過した人の中で順位を上げるのは大変だと思うので、きょう以上の成績を残せるように」と力を込めた。

■畑岡奈紗 ショットは好感触「あすはビッグスコアを」

ショットに好感触を残しつつスコアを落とした畑岡は「このショットの調子だったら伸ばせてもおかしくない内容のゴルフはできていた。風の読みが甘かった」と悔やんだ。1つ落として9番。右から左への風を感じ「良い当たり」のティショットを右方向に打ち出したが、想定よりも風の影響を受けずにブッシュに入った。暫定球からの第4打はグリーン左に外し5オン2パット。痛恨のトリプルボギーになった。

その後もスコアを落としたが終盤には世界ランキング5位の実力を発揮。15番では4m、17番から2ホール連続で2mほどのバーディパットを沈めた。「うまくリカバリーできなかったところがあるので、一番(の課題)はショートゲームですかね」と振り返りつつ「きょうは上の人は伸ばしてくる。ショットが悪いというよりマネジメントを見直して、あしたはビッグスコアを出せるように」と意気込んだ。

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