本人の期待値が低くとも…畑岡奈紗は優勝候補として大会へ

◇海外女子メジャー◇エビアン選手権 事前（24日）◇エビアンリゾートGC（フランス）◇6523yd（パー71）

世界ランキング6位の畑岡奈紗は、42年ぶりの日本人女子メジャー制覇が懸かる2連戦へ平常心を強調した。「難しい2週間になると思う。ただ普通の試合と思い、やりたい」と話した。

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「調子は思うようになっていない」と左右に散るショットに不安がある。山口すず夏と組んだチーム戦の前週「ダウグレートレークスベイ招待」では、交互に打つフォーマットでリズムに苦しみ予選落ちした。「打ちたいボールを打てない。ただ、色々やると逆に悪くなると思うので、まずはタイミングに気をつけ、徐々に良くしていきたい」と語った。

前年のメジャーでは「KPMG女子PGA選手権」でプレーオフの末に2位となり、1977年の樋口久子以来となる日本人女子2人目のメジャー制覇に迫った。しかし、優勝に照準を合わせた今季は同大会の14位が最高だ。

9月開催だった前年の「エビアン選手権」は4位で発進しながら、16位で終えた。開催時期の早まりで芝の粘り気や地面の柔らかさ、暑さは増し、コースのイメージも変わる。「得意という印象はないけど、その中でうまくやりたい。タフなコンディションになるけど、一打一打頑張りたい」と力を込めた。（フランス・エビアン／林洋平）