賞金レースでは逆転を許したが、まだ残りは2試合！

秋晴れの空の下で行われた「伊藤園レディスゴルフトーナメント」最終日、通算3アンダーからスタートした森田理香子は、1番、2番と連続バーディを奪って飛び出すと、6番までに4バーディを奪って通算7アンダーとし、上位を猛追した。折り返した10番もバーディとしたが、12番（パー3）からの3連続ボギーで急ブレーキ。この日「69」、通算6アンダーの10位タイで3日間を終え、5月から守り続けた賞金ランキングトップの座を横峯さくらに明け渡した。

「失速しました」と苦笑いで戻ってきた森田。それでも、「ショットもパットも良かったし、曲がるラインも入ったし、チップインもあった。ボギーは良いショットなのにアンラッキーもあったので、良いことばかりじゃないなと思った」と、さばさばした表情でこの日のラウンドを振り返った。

賞金レースでは横峯を追い掛ける立場となったが、「経験したことがないから分からない。とりあえず目の前の1打に集中してやりたい」と森田は淡々。「残り2試合は4日間なので、体の怪我をしないように頑張りたい」と、逆転に向けた過度な意識は封印した。（千葉県長南町／今岡涼太）