ホステスプロとして臨む原江里菜。緊張と期待の中で、ティオフする

今年からNECと所属契約を結んだ原江里菜は、今週の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」が契約後初めてのホステスプロとして臨む大会。プロアマの1番ティでは「すごく緊張した」と、多くの関係者の期待と視線を一身に浴びて、格別な思いでティオフした。

08年大会では、3日間通算21アンダーで2位に7打差をつけて圧勝した原。だが、「コースのことはほとんど覚えていないです。15番、16番、18番のピン位置は覚えていますけど」と、好調さゆえにピンしか見えていなかったという。コース自体、特別相性が良いという感じもないと原は苦笑いだ。

現在、賞金ランキング37位。今季のベストフィニッシュ4位という原は、「噛み合えば良いスコアは出る。それが今週だったらラッキー」と自然体。水曜日に会場を訪れた岡本綾子から「ヘラヘラするな。今週だけは下を向くな。前を向いてしっかりプレーしなさい」と叱咤激励を受けたという。「いつも真剣にやっているけど、そう思われているみたいで･･･」とはにかんだ原だが、「結果じゃなくて、姿勢も大事。良い言葉を貰いました」と、しっかり心に刻み込んでいた。（長野県北佐久郡／今岡涼太）