上がり3連続バーディで3位タイフィニッシュを遂げた藤本麻子

千葉県のカメリアヒルズCCで開催された、国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」の最終日。6位タイからスタートした藤本麻子が3連続バーディで締めくくり、4バーディ、ノーボギーの「68」でフィニッシュ。通算12アンダー、今季自己ベストとなる3位タイに食い込んで4日間のプレーを終えた。

3日目は3連続バーディ発進に「気持ち良かった」と笑った藤本。この日は3連続バーディフィニッシュに「4日目（最終日）の上がり3ホールだから、こっちの方が気持ち良かった」。16番、17番と3メートルのチャンスを決め、18番は手前から4メートルを真ん中からねじ込んだ。今週の賞金総額は、ツアー最高額に並ぶ1億4000万円。3位タイは910万円を獲得し、賞金ランキングでも41位から21位へと浮上した。

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派手な締めくくりとは対称的に、スタートから10ホール連続でパーが並び、11番の初バーディまで停滞が続いた。「久々にこういう位置だったから、気づかないうちに緊張していたのか身体が動かなかった」。耐えに耐えて、ようやく巡ってきた好機を活かしての3位タイに、「こういう経験をしていけば自信になる」と声を弾ませた。

昨年はシーズン終盤までシード権争いの渦中にいた藤本。現在は、昨年から抱える課題でもある低いリカバリー率の向上を目指し、毎日のようにアプローチ練習に励んでいる。若手の台頭もあり、最近はその名前を聞くことが減った藤本だが、静かに2011年以来となるツアー2勝目への準備を進めている。（千葉県袖ヶ浦市／塚田達也）