昨年は大山志保にプレーオフで敗れたP.クリーマー。リベンジへの思いは強い

19日（金）に兵庫県のマスターズゴルフ倶楽部で開幕する国内女子ツアー「マスターズGCレディース」に、米ツアー9勝（メジャー1勝）のポーラ・クリーマーが8年連続の出場。05年以来の大会2勝目に挑む。

今年はポーラにとって、リベンジを誓う舞台となった。昨年大会は最終日に「65」とチャージをかけ、9位タイから首位の大山志保に追いつきプレーオフに突入。しかし、3ホール目で大山にバーディを奪われて惜敗を喫し、大会2勝目をあと一歩のところで逃す結果に終わった。1年を経た今でも、実際にコースに足を踏み入れて「去年は悔しい思いをしたので、今年は“やってやる”という気持ちは強い」と、タイトル奪還への思いは強さを増している。

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2010年の「全米オープン」から勝利が遠ざかっているとはいえ、今季は4大メジャーのうち「クラフトナビスコ選手権」を除く3大会でトップ10入り。直近3試合では、「キングスミル選手権」ではプレーオフに敗れての2位、続く「全英リコー女子オープン」では3位、先週の「サイム・ダービー LPGA マレーシア」でも6位タイと、状態は良好。2年ぶりの勝利を予感させる戦いが続いている。

「私もしばらく優勝から遠ざかっているけど、ここで優勝できれば、それ以上に素晴らしいことはないですね」。世界ランキング11位（10月15日時点）のトップランカーが、常に微笑を絶やさない表情の中でその目を光らせた。（兵庫県三木市／塚田達也）