一番練習になるという椅子打ちを披露する横峯さくら

11日、横峯良郎氏が鹿児島県で主催する「さくらアカデミー」の分校として、山形県天童市にあるゴルフ練習場・天童ゴルフパークを拠点とした「さくらンボキッズアカデミー」が開設され、この日、横峯さくら・良郎氏の両名が訪れて、当地で開校式を行った。

辺り一面は銀世界だが、会場は駐車場に入りきらない程の車の量で、多くのジュニアとその父兄が訪れる大盛況。初めて山形に来たという横峯は、「山形でゴルフをするっていうイメージはなかったけど、こんなに沢山集まって頂いて驚きました」と眼を丸くした。

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ゴルフの底辺を拡大する為、子供達に安価でゴルフを出来る環境を整えたいという良郎氏の願いに、練習場（天童ゴルフパーク）、コース（天童カントリークラブ）、そして地元の有志が力を合わせた。雪の為、冬季はラウンド出来ないが、「ここで打つことは出来るし、パターは家でも出来る。冬休みに鹿児島で合宿するのもいいし、教育の一環としてうちの生徒をこっちに連れてきて球拾いさせるのもいい」と良郎氏は交流プランを明かした。

アカデミーは小学生から高校生までのジュニアゴルファーが対象で、月5,000円の月謝にレッスン料、打席料、球貸し料が含まれ、さらにコースも全面的にバックアップ。天童カントリークラブ副支配人の青柳氏は、「地元密着のゴルフ場として地域を活性化できれば」と、期待を込めた。

開校式の後、集まったジュニアの一人一人の練習を指導し、最後に実技も披露した横峯さくらは、「2、3年位前までは自分のことで一杯一杯だったけど、経済的な余裕も出来たし、社会貢献の一つとしてジュニア育成出来るのは素晴らしいことだと思います。山形で一人でも多くのゴルファーが増えてくれたら嬉しいです」と、笑顔で話した。

このオフは、12月に完成したという宮崎の自宅に隣接する室内練習場で、テニス・バドミントン、トスバッティングなど基礎的なトレーニングを続けているという横峯。「寒くても暖房をつけて出来るし、結構ガッツリやっていますね」と、充実した環境でシーズン開幕へ向け、着々と準備を進めている。