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初優勝のチャンスをつかんだ若手3人、最終日は同組対決

長野県の軽井沢72ゴルフ 北コースで開催されている「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」の2日目。上位ではバーディ合戦が繰り広げられ、多くの後続選手たちがムービングデーの流れに乗る中、首位に2打差の6位タイグループに、酒井美紀(21)、菊地絵里香(24)、吉田弓美子(25)ら、ツアー未勝利の若手たちが浮上。初タイトルのチャンスをつかみ、明日の最終日を迎える。

酒井は6バーディ、ノーボギー、この日のベストスコア「66」をマークし、36位タイからの急浮上。「今週は初心に帰って、今までの自分だった攻めのゴルフを心がけています。難しいピン位置でも狙って、パターもしっかり目に打っていきました」と、アグレッシブな姿勢が奏功した。「サマンサタバサレディース」に観戦に来ていた母親から言われた、“美紀はこんなゴルフじゃない。つまらないよ”という言葉が、心にグサリ。10年のプロ転向以降、知らず知らずに「落ち着いてしまった」というプレーを省み、ジュニア時代は常だった攻撃的なスタイルを意識したという。「明日も攻めのゴルフで、優勝争いに食い込めるように頑張りたい」と目を光らせた。

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「67」をマークした菊地も18位タイからの浮上。圧巻は、アウト前半のバーディラッシュ。2番(パー5)で5mのチャンスを沈めると、2打目を30センチに絡めた4番を手始めに3連続バーディ。さらに8番(パー3)からも連続で伸ばして前半だけで6バーディ、「試合ではない」というハーフ「30」を叩き出した。トレーニングにより飛距離が10ヤード伸び、「パーオン率が良くなってグリーンを外すことが少なくなり、パッティングに集中できているのが大きい」と、コースマネジメントのかみ合いも好転。「まずは伸ばせるように頑張りたい」と、2日目に築いた流れを最終日へとつなげる構えだ。

この3人、明日は最終組の一つ前から同組でスタートを切る。初タイトルのチャンスをかけた直接対決、火花散る激しい攻防が見られそうだ。

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2012年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント



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