優勝で逆転シードを目指す上野藍子。高校時代を過ごした香川で大逆転なるか？！

「大王製紙エリエールレディス」2日目、中断するほどの雨が降る中、6バーディノーボギーのラウンドで通算9アンダーとし、するすると単独2位に浮上した地元香川西高出身の上野藍子。「パターが入りました」とうれしそうにこの日のラウンドを振り返った。

現在、賞金ランキング89位の上野が翌年のシード権を獲得するには、優勝しか残されていない。もちろん、シード獲得は今年の目標でもある。「多分緊張すると思うので、自分のペースでやることを心がけてやりたい」と、最終組で回る明日にひそかに期待を寄せた。

結婚3年目の上野は、最近まで「保険会社のサラリーマン」の夫との結婚生活がかみ合っていなかったと打ち明ける。遠征を終えて家に帰ると、散らかった部屋と洗濯物の山。「イラッときた」というが、半年ほど前から夫が掃除・洗濯、さらに食事も自分で作るようになりゴルフに集中できるようになったという。そこまで支えてもらっているからには、本業のゴルフでその思いに応えたいところだ。（香川県三豊市／今岡涼太）