プロアマ戦でも集中力を高めてラウンドを続けた有村智恵

国内女子ツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」で、昨年は涙の優勝を果たした有村智恵。大会連覇に向けた意気込みを聞くと「ディフェンディングという意識はないですが、今年も優勝したいです。また、一からやり直す気持ちでやりたい」と、高校時代を過ごした仙台の地での試合に気合は十分だ。

「ただ、最近は（良い）結果がでていないので、最終的には練習量の問題だと思います。成績が悪いときは、頭で考えてしまっている。頭で考えているうちはまだまだです。良いときは考えずにプレーできていますので、練習をしっかりやろうと思います」と話す。

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この日、プロアマ戦終了後のパーティーで、樋口久子LPGA会長と話す機会を得た有村は、「樋口さんは成績が伸び悩んだときに、どうしていましたか？」と質問してみた。すると「ここが雨だったら、たとえ関西であろうと晴れていると聞けば飛んでいって練習をするぐらいの気持ちでいたわよ。自分が納得できるまで練習をするべきだと思います」とアドバイスをもらった。

そしてパーティーが終了後、雨が止まずほとんどの選手はホテルに引き上げたが、有村はパターを握りしめ一人練習グリーンに向かった。「何時まで？」と聞くと、「もちろん自分が納得するまでやめません」と力強い返事が返ってきた。人一倍練習を行う有村が、今年も東北のファンの前で強いゴルフを見せるか注目される。