2026年 住友生命Vitalityレディス東海クラシック

「緊張感が楽しかった」プレーオフ初勝利 佐久間朱莉の視線はメジャー奪取→逆転女王へ

2026年 住友生命Vitalityレディス東海クラシック 最終日 佐久間朱莉
佐久間朱莉が今季3勝目をあげた

◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 最終日(20日)◇新南愛知CC美浜C(愛知)◇6565yd(パー72)◇曇り(観衆6622人)

静まり返ったグリーンに大歓声が響いた。佐久間朱莉は通算13アンダーで並んだ神谷そらとのプレーオフを制し、両手を突き上げて今季3勝目を喜んだ。

神谷を1打差で追って出た最終日は、出だし1番で手前から6mを沈めた。「いいパッティングが決まってくれたので、そこからフィーリングよくプレーできた」。4番でもバーディを奪い、勢いに乗った。残り215ydを7Wでピン左4mにつけてイーグルを奪った5番(パー5)、6番と足を止めない。フェアウェイキープ率、パーオン率ともに100%と隙のないゴルフを展開した前半だけでスコアを6つ伸ばした。

2026年 住友生命Vitalityレディス東海クラシック 最終日 佐久間朱莉
神谷そらとの一騎打ちを制した

ところが、後半に入ってショットが乱れ始める。ティショットをバンカーに入れた14番で3パットのボギー。続く15番(パー5)では、ラフから2オンを狙った一打が左の池につかまった。「そらがいいショットを打って、イーグルを獲れるところにあった。自分もしっかり伸ばしていきたいと思って…」。攻めた結果と割り切り、次のショットに意識を向けた。ドロップして残り45ydを58度のウェッジで6mにつけ、ねじ込んだパーパットが女王の底力。「大事だなと思っていました。すごく大きかった」と振り返った。

2026年 住友生命Vitalityレディス東海クラシック 最終日 佐久間朱莉
パッティングが復調

「66」で回り、勝負はプレーオフへ。2打目を池に入れた神谷に対し、ラフからの2打目をグリーンに乗せた。ただ、カップまでは20m以上が残る難しい状況だった。「しっかりパーでいかないといけない。どう2パットでいくか、そのマネジメントだけに集中していました」。1.5mまで寄せ、ウィニングパットも丁寧に打ち切って勝利をもぎ取った。

2026年 住友生命Vitalityレディス東海クラシック 最終日 神谷そら 佐久間朱莉
プレーオフで競り勝ったことは自信に

初めてプレーオフを戦って川岸史果に敗れた2023年「リシャール・ミル ヨネックスレディス」当時は、まだツアー未勝利だった。「ふわふわした状態のままプレーしていた」3年前から、しびれる勝負の受け止め方も変わった。「もちろん緊張はあったんですけど、その緊張感が楽しかった」と勝利を積み上げてきた成長を実感する。

2026年 住友生命Vitalityレディス東海クラシック 最終日 佐久間朱莉
年間女王の座は譲らない

優勝で200ptを加算し、メルセデスランキング首位の桑木志帆との差を752.79ptから583.79ptに縮めた。目標として口にする2シーズン連続の4勝に近づいた23歳には、どうしても欲しいタイトルがある。「自分の中でメジャーを勝ちたい思いが強い。メジャーを勝てたら、年間女王も見えてくるんじゃないかなと思う。最後まで諦めないプレーをしたい」。シーズンも残り10試合、女王の座はまだ譲るつもりはない。(愛知県美浜町/安平賢太郎)

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