不運の池ポチャに「しょうがないです」 神谷そらはプレーオフで涙の敗戦
◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 最終日(20日)◇新南愛知CC美浜C(愛知)◇6565yd(パー72)◇曇り(観衆6622人)
18番で行われた佐久間朱莉とのプレーオフ1ホール目、ティショットでフェアウェイを捉えた神谷そらは微妙な状況に置かれた。池越えで手前ピンまで残り110yd。「かなり大きい番手で抑えたんですけど、風もあり左足上がりだった」。46度のウェッジのショットは直接、池に落ちた。ボギーパットはねじ込んだものの、佐久間のパーセーブで勝負がついた。「上空で(ボールが)止まっていた感じはあった。しょうがないです」と涙をぬぐった。
今季初優勝と大会連覇へ、後続と1打差の首位から出て、2番で手前約3mを沈めバーディを先行。6、7、9番もとってアウトで4つ伸ばしたが、佐久間は6つ伸ばす。1打ビハインドで迎えた後半10番でアクシデントに見舞われた。ティショットは「右カート道に行って、全然(安全圏に)戻ってくると思ったのがギャラリーさんに当たって、赤杭の中に入っちゃって」。思わぬ不運でダブルボギーとなった。
3打まで開いたトップとの差。それでも「気持ちは切り替えができていた。今までに比べて成長できていたんじゃないかな」と12、15番と2つのパー5でバーディを奪い、17番で長めのチャンスを決めて、佐久間に追いついた。「もう本当にびっくりしました。あれが自然に出るやつなんだなって」と普段は出ないガッツポーズが飛び出した。
諦めない姿勢、粘りには米ツアー挑戦への思いもあったのかもしれない。10月6日時点の世界ランキング75位以内なら、11月19日からのQシリーズ(最終予選会)に出場できる。今週を77位で迎えて“確定圏”に飛び込む絶好機に違いなかった。
優勝は逃したものの、次戦「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」(宮城・利府GC)と2週後の国内メジャー「日本女子オープン」(兵庫・宝塚GC旧C)とまだ2試合残っている。日本女子オープンについて「コースを知らないので、狭いって脅されているんですけど」と冗談を交えつつ、取り組むことは変えない。「メジャーでも、3日間大会でも4日間大会でも、やることは一緒。今年決めたテーマに向かって、しっかりやっていきたい」。涙の敗戦を、次につなげる。(愛知県美浜町/安平賢太郎)