2026年 ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会

山下美夢有は貫録2アンダー 桑木志帆はトラブルショットで見せ場 全英覇者が逆転圏内で週末へ

2026年 ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 2日目 山下美夢有
山下美夢有はグリーンコンディションに苦戦しながら2アンダー「70」で6位に浮上

◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 初日(10日)◇片山津ゴルフ倶楽部 白山コース(石川)◇6755yd(パー72)◇曇り(観衆4288人)

開幕前にプロアマが中止になるほど天候が乱れた片山津GC白山コースは、この日未明から早朝にかけて再びまとまった雨が降った。ソフトなグリーンはショットの許容範囲を広げてくれる一方、どうしてもスパイクマークで表面が荒れていく。午後組のプレーだった山下美夢有にとっても、やはり悩ましいラウンドになった。「ちょっとボコボコした感じで、ライン取りとか、タッチとか、そのイメージが難しかった」と振り返る。

それでも2アンダー「70」で回れたのは、安定したチャンスメークがあってこそ。パーオンを逃したのは4ホールだけで、前日はスコアを伸ばせなかったパー5で2バーディを奪った。1番からバーディ発進を決めると、ショートアイアンで打ち上げる3打目の距離感をぴたりと合わせた9番も、山下の真骨頂といえるものだった。後半14番もバーディは奪えなかったが、フェアウェイキープ優先でティショットを刻んでから3打目でしっかり奥ピンに突っ込む組み立てはイメージ通り。「きょうみたいなラウンドを、あしたもできるように」とリズムよく回った18ホールに手応えがにじむ。

2026年 ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 2日目 桑木志帆 山下美夢有
ギャラリーの注目を集めた全英覇者の競演

首位と5打差の通算3アンダー6位に浮上し、逆転を見据えるポジションで週末を迎える。「7番アイアンとかの番手でもうちょっと寄ってくれたら。やっぱり、もうちょっとスコアは出したいなっていう気持ちもあるので、あしたは(パッティングを)決めきりたい」。自らのスタイルを突き詰めることができれば、国内メジャー3冠はおのずと近づく。

2026年 ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 2日目 桑木志帆
桑木志帆はパープレーにとどまりながら、4打差4位と好位置をキープ

山下と2日間同組でプレーした桑木志帆はパープレー「72」にとどまりながら、通算4アンダー4位と好位置をキープした。バーディは最初の1番だけ。ショットでチャンスにつけきれず、ロングパットを残すシーンも目立った。唯一のボギーだった14番も、奥ピンの奥に外すことを警戒した3打目がショートした後の3パット。「修正しながら回ってはいたんですけど、直りきらなかったですね。でも、(トータルでは)まとめられたので、そんなに悪くないのかな」と言った。

ままならない状態で見せ場を作ったのは9番。「浮いてたんで、行けるかなと思った」という左ラフからUTを握った2打目が下をくぐり、フェースがかえってさらに左へ飛んだ。打ち上げの159ydが残り、目の前の木も邪魔になる厄介なシチュエーションでフックをかけてグリーンを捉えたトラブルショットが絶妙。「あれはうまくいきました」と白い歯がこぼれる。

2026年 ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 2日目 桑木志帆 山下美夢有
最終日に再び直接対決で優勝を争う展開もありそう

ひときわ多くのギャラリーを引き連れた2025年、26年の「AIG女子オープン(全英女子)」チャンピオンによる同組競演。3日目のペアリングは分かれても、優勝争いの中心となりそうな気配が存分に漂う。(石川県加賀市/亀山泰宏)

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