2026年 ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会

練習は「当たらなかった」のに…桑木志帆は全英覇者競演で“企業秘密”のアプローチさく裂

2026年 ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 初日 桑木志帆
「全英」優勝から初の国内メジャーで好スタートを切った桑木志帆

◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 初日(10日)◇片山津ゴルフ倶楽部 白山コース(石川)◇6755yd(パー72)

2026年の桑木志帆、25年の山下美夢有と「AIG女子オープン(全英女子)」チャンピオンが同組で競演する国内メジャー初日は、朝の練習場から人だかりができていた。ひときわ視線を集めてウォーミングアップを進める2人のうち、桑木の方は1Wショットを打ってからちょっと首をひねるシーンがあった。

「ちょっと当たらなかったんですよね…」。打席のうしろで見守っていた岩本砂織コーチが歩み寄り、ポイントを確認する。具体的なやり取りを交わしたように見えて、「いろいろ教えてもらったんですけど、試合前なので、あんまり考えたらダメ。気合だな、と」。そう笑って割り切れたのも、背中を押してくれる存在がいるからだ。

2026年 ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 初日 桑木志帆
練習場での不安を「気合」で払しょく

強烈なアゲンストが吹く前半13番(パー3)でティショットを深いガードバンカーに落とし、ボギーが先行しても慌てない。「やっぱり、このコースで絶対にボギーは来ると思っていたので。バーディを獲れるホールもちゃんとある。そこでチャンスにつけて、バーディパットを打てる回数を増やそうと思った」。直後の14番(パー5)で決めたバウンスバックを皮切りに3連続バーディ。14番、16番のパー5はいずれも52度のウェッジを握った3打目で狙い通りピン奥から戻してピンにしっかりと絡めてみせた。

大ギャラリーをひときわ沸かせたのは、2打目がグリーン右手前の深いラフにつかまった18番。「もう、埋まっていたので…」と振り返る厄介なライは、前週のうちに2ラウンドをこなしたコースチェックで想定していたシチュエーションでもあった。ピンまで9ydと距離もない中で58度のウェッジで柔らかく上げたボールがカップに転がり込んだ。

2026年 ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 初日 桑木志帆
18番ではチップインで魅せた!

力強くこぶしを握ったチップインは「沈んだラフからのアプローチで、いままでと違う打ち方をコーチに教えてもらった」と、まさに練習の賜物。詳細は“企業秘密”とばかりに笑顔でかわしつつ、「出球は結構意識してアプローチをやっています。もうちょっと距離があれば出球をちょっと低めにして転がすし、あれは距離がなかったですし、素振りした感じで球は上がりそうだったので、イメージ通り打てました」。やはり深いグリーン周りのラフにつかまった12番では、ピンまで距離があった分、48度で足を使って巧みに寄せた。打ち方の“原理”は18番と変わらないという。

2026年 ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 初日 桑木志帆 山下美夢有
山下美夢有との同組プレーもしっかりと糧に

同組の山下を見て「美夢有さんは全部のリズムが一定。そこは参考にしながら回らせてもらいました」としっかり吸収もしながら4アンダー「68」でプレー。海外メジャー→国内メジャーと連勝への期待も高まる滑り出しとなったが、「まだ初日なので。おとなしくします」と笑顔で締めくくった。(石川県加賀市/亀山泰宏)

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