2026年 ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会

「優勝が一番輝くもの」桑木志帆は“海外メジャー級”調整でプレーオフ惜敗のリベンジへ

2026年 ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 事前 桑木志帆
桑木志帆は2024年「リコーカップ」に続く国内メジャー2勝目へ準備万端

◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 事前(9日)◇片山津ゴルフ倶楽部 白山コース(石川)◇6755yd(パー72)

試合をスキップしてオープンウィークにした前週も、桑木志帆は忙しかった。10月「日本女子オープン」に向けて兵庫・宝塚GCを下見したほか、この片山津GCへ早々に移動。2ラウンドをこなし、しっかりとコースを頭にたたき込んでからトーナメントウィークを迎える流れは、優勝した8月「AIG女子オープン(全英女子)」をはじめ、ことし海外メジャーで実践してきた準備と重なる。

岩本砂織コーチを伴っての練習ラウンドも海外メジャーと共通する部分。絶大な信頼を寄せる存在と一緒に歩くことで、マネジメントのプランを練るだけでなく、スキルを高める時間にもなる。「ラフが一番難しいのでティショットを入れたら、ちゃんと刻もうっていう選択だったり…。グリーン周りのラフも思い切り振っても出ないところがあったんですけど、どうやって打ったらいいかっていうのを確認して教わった。いろんなアプローチの技が増えたかな。(難コースに対して)不安よりも、前向きな気持ちの方が大きいです」。開幕前日のプロアマが雨で中止となった状況にも、自信を持ってティオフを迎えられそうだ。

茨城・大洗GCでの前年大会は金澤志奈にプレーオフで敗れ、涙を流した。「優勝しないと意味がないと言ったらあれですけど、やっぱり優勝が一番輝くものなので。2位っていうのは、いつでも悔しいですね」。改めて振り返る当時の思いも、間違いなく全英女子で頂点に立つ糧となった。そのビッグタイトルを、プレーオフでつかんだことにも意味がある。「いままでは気持ちで負けていたんだなって思った。次からは大丈夫っていう気持ちはあります」

一年前とは自分自身も、周囲の見る目も大きく変わった。「やっぱりリベンジしたい思いが強い大会」と話す中で、金澤と予選同組に入っていきなり競い合えるのはうれしい。なによりペアリングのもう一人が山下美夢有ということに、高揚を隠せない。

「美夢有さんは、もう世界のトップなので。その背中を追いかけて、勉強させてもらおうっていう気持ち」と謙虚に言ってから、笑顔で続けた。「個人的に美夢有さんのスイングが好きで。プレーのリズムだったり、緩みのない感じも好きなので、一緒にプレーしながら、2日間(間近で)見られるというのが本当にワクワクです」。世界ランク16位は山下(6位)に次ぐフィールド2番手。2人でトーナメントを引っ張る展開になっても、なんら不思議ではない。(石川県加賀市/亀山泰宏)

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