酷暑の福岡から全英女子へ 菅楓華は「挑戦で」唯一の強行軍
◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 3日目(25日)◇ザ・クイーンズヒルGC(福岡)◇6485yd(パー72)◇晴れ(観衆3157人)
2日目に「65」をマークした菅楓華はどこか物足りなさをにじませた。「しっかり打ってもなんで入んないんだろうみたいなパッティングが多かった。もうちょっとバーディが欲しかったかな」と4バーディ、1ボギー「69」のラウンドを悔しそうに振り返った
140ydを8Iで約1mにつけた1番で幸先よくバーディを先行させたが、その後はチャンスを決め切れなかった。「今日はミスショットというより読み間違えがすごく多くて。ラインが全然読めてないのがちょっと目立った」。2番、5番では約1m、9番(パー5)では約2mの好機を逃し、11番では3パットのボギー。思うようにスコアを伸ばせずフラストレーションも溜まった。
それでも終盤に意地を見せた。14番で約5mを沈めると、17番(パー5)では残り35ydからピンそばにつけてバーディを奪った。「後半ボギーが先行してから2つバーディが取れたのは良かった。明日もビッグスコアが出せればチャンスはある」と4打差の通算14アンダーで逆転Vへ望みをつないだ。
来週30日開幕の海外メジャー「AIG全英女子オープン(全英女子)」(イングランド・ロイヤルリザム&セントアンズGC)を前に、メルセデスランキング1位の桑木志帆や2位の佐久間朱莉ら上位勢が欠場するなか、同3位の菅は30℃超の福岡から全英に挑む強行軍のスケジュールを選んだ。6月「全米女子オープン」の前週「リゾートトラストレディス」は欠場したが、「やっぱり試合期間をずっと続けた方が私はいいのかなと思った。自分の中でもいい経験になるかなと思って。挑戦です」と唯一、今大会に出場してから渡英する。
単独10位以上ならメルセデスランキング首位浮上となるが、狙うのはあくまで3月「台湾ホンハイレディース」以来となる今季2勝目。「20アンダーはいくと思うので『バーディチャンスは全部取る』ような感じでやっていくしかない。しっかりいい形で全英に向かいたいので、いいゴルフで終えたい」。逆転優勝を飾って世界最高峰の舞台へ向かいたい。(福岡県糸島市/安平賢太郎)