妹が熱中症で救急搬送 不安を抱えながらも皆吉愛寿香「必死に伸ばすだけだった」
◇国内女子◇大東建託・いい部屋ネットレディス 3日目(25日)◇ザ・クイーンズヒルGC(福岡)◇6485yd(パー72)◇晴れ(観衆3157人)
気温34℃近くを観測したこの日のラウンドを終えた皆吉愛寿香はクラブハウスでホッと胸をなでおろした。実はスタート前、初日から観戦に訪れていた妹・歩美さんが熱中症で病院に救急搬送されていたという。
「スタート前から体調が悪いのは聞いていて、ちょっと医務室で休ませてもらっていた。(ターン時の)午後15分休憩がある時に『救急車で病院に行った』っていうのを聞いて…」。その後、病院で点滴などの治療を受け容態は回復。「少しバタバタだった」と振り返るように、胸中は穏やかではなかった。
不安を抱えてティオフしたムービングデーは2番でボギーを先行し、気持ちを切り替えた。ボギーどころか伸ばさなければ順位がどんどん下降を辿る伸ばし合い。「必死に伸ばすだけ」と約2.5mを沈めた3番から4連続バーディを奪取。折り返した10番(パー5)、11番でも連続バーディを奪って7バーディ、2ボギーの「67」にまとめた。首位と2打差の通算16アンダー2位で優勝争いに踏みとどまった。
最終組で迎える最終日も厳しい暑さが予想されるが、せっかく観戦に来てくれた妹にも喜んでもらいたい。「あんまり考えすぎず。でもすごく大きなチャンスなので、あと1日しっかり伸ばして、自分のゴルフをし続けたら結果が出てくると思う」。プロ4年目の26歳が念願のツアー初優勝へ、心身ともに万全の状態で挑む。(福岡県糸島市/安平賢太郎)