「北海道の芝に似ている」 政田夢乃が初優勝者の今季“一番乗り”狙う
◇国内女子◇リゾートトラストレディス 3日目(30日)◇グランディ那須白河GC(福島)◇6500yd(パー72)◇晴れ(観衆2686人)
11番ホールで2打目を放った政田夢乃のもとにギャラリーの歓声が届いた。「こっちからは見えなかったんですけど、ギャラリーの皆さんが『入ったー』って言ってくれたので」。残り96ydを48度で抑え気味に放ったショットはピン方向へまっすぐ飛び、カップに消えた。
この日のショットは冴えていた。「あと3、4つ伸ばしてもおかしくないぐらいショットがついていたので、パターがもうちょっと入ってくれたらなっていう感じだったんですけど、でも合格点です」と朗らかな表情で振り返った。
グランディ那須白河GCのフェアウェイは、国内では主流の高麗芝ではなくベント芝(西洋芝)が採用されている。北海道のコースでも多く採用される芝種で、葉が柔らかくボールが沈みやすいためダフる危険も高くなる。
慣れない芝でプレーする選手がほとんどの中、北海道出身の政田にとっては慣れ親しんだ環境だ。「すごい北海道の芝に似ていて、ラフがちょっと違うかなって感じなんですけど、すごい打ちやすい。こっちの方が慣れてる感じがある」
初日の「76」も芝への戸惑いではなく、自身の判断ミスによるもの。「マネジメントミスがあったり、つけるところを間違えたりした」。原因が明確だったからこそ、反省を活かした2日目を「68」で巻き返し、この日はさらに加速した。1イーグル5バーディ、1ボギーの「66」で通算6アンダー2位で最終日を迎える。
最終日最終組は2024年「大王製紙エリエールレディス」以来。「(順位については)特に何も考えずに2日間良いプレーができてるので、このまま同じようにラウンドしたい」と一切気負いはない。
昨季は多くの初優勝者が誕生した一方、今季11試合でまだゼロ。「今年は優勝して(シーズン最終戦の)『リコー』(JLPGAツアー選手権リコーカップ)に行きたいっていうのが1番の目標です」。プロ3年目が初V一番乗りに挑む。(福島県西郷村/安平賢太郎)