2026年 台湾ホンハイレディースゴルフトーナメント

ウェッジショットを夫がキャッチ 新婚さん鶴岡果恋の“合同自主トレ”

2026年 台湾ホンハイレディースゴルフトーナメント 初日 鶴岡果恋
夫との“合同自主トレ”の成果が出た鶴岡果恋

◇日台女子ツアー共催◇台湾ホンハイレディース 初日(12日)◇オリエントG&CC(台湾)◇6720yd(パー72)◇晴れ時々曇り(観衆1340人)

プロ9年目のシーズンを前に、鶴岡果恋は夫のプロ野球オリックス・来田涼斗外野手と“合同自主トレ”を行った。1月に、来田さんが懇意にしている関係者を頼り、兵庫県内のグラウンドを借りた。

グラウンドでマットを敷いて、48度のウェッジでゴルフボールを打つ。ターゲットはグラブを手にした夫で、来た球をキャッチする。もちろん野球の素振り、ティ打撃なども教えてもらい一緒にやった。「野球とゴルフは似ているところが多くて」。技術面ではなく、二人三脚で体づくりに励んだ。

夫は自分より3歳下だが「そう思えないんです」という。約2年間の交際期間中に落ち込む姿を見たことがない。「落ち着いていて、とにかくポジティブ。見習いたいと思う」。競技は違うが同じスポーツ選手。前週「ダイキンオーキッドレディス」2日目。カットラインに2打余裕を持って迎えた上がり3ホールで3連続ボギーをたたき、1打及ばず予選落ちした。「夫は“変に余裕を持つとダメ。打てると思ったら三振する。緊張感が必要”といつも言っていて。あの時、私は“あと3ホールなら…”と思っていてその通りになった」。精神面も学ぶことは多い。

このオフ、ずっと「感覚」頼みでやってきたアプローチを鍛えなおしたのも、結婚で取り組み方が変わったからかもしれない。「こんなぐらいかな?」でやっていた練習を、例えば58度のウェッジの時はキャリーとランが1対1、52度なら1対2など落としどころを決めて、反復した。「ずっとイメージがアバウトだったんですけど、理論を取り入れて変わったというか。やっぱり“数字はウソをつかない”ですから」。昨季部門別ランクのリカバリー率61.11%(54位)だった寄せの課題に正面から向き合った。

2026年 台湾ホンハイレディースゴルフトーナメント 初日 鶴岡果恋
理屈に裏打ちされたアプローチも決まった

初日のアンダーパーは108人中5人だけ。鶴岡の4バーディ、2ボギー「70」を支えたのは、フェアウェイキープ率85.71%(12/14)と持ち味のドライバーショットが一番だが、前半3番のナイスパーも見逃せない。グリーン奥から下りが入る12ydを58度のウェッジを開き、優しい球でOKに寄せた。

まだ開幕2戦目の初日を終えたばかりだが、鶴岡の言葉は力強い。「こんなにいい状態で、ゴルフがまとまってシーズンに入れたのは初めてです」。待望のツアー初優勝へ。大好きな夫が、背中を押してくれている。(台湾・桃園市/加藤裕一)

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