「75」も首位をなんとか守った

◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 2日目（7日）◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6582yd（パー72）◇晴れ（無観客）

スコアカードの提出を終えると深いため息がもれた。96期生の高木優奈が“人生初”の誤球で2罰打を科された。

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「一回やればもうやらないでしょう。気をつけます。最終日じゃなくて良かった」と悔やんだ。

誤球となったのは、右ドッグレッグの10番パー4だ。ティショットが左に飛んで、バンカーに転がった。しかし、左の斜面にあった同メーカーのボールを自分のものと思い込み、2打目を打ってしまった。

新人戦Vへ残り18ホール

「風も強くてショットも曲がっていたので、ワチャワチャしたまんま、きちんと確認せずに打ってしまった」。アプローチでボールを間違えたことに気がつき、バンカーまで戻った。4打目でカップに沈めたが、2罰打でダブルボギーとなった。

「キャリーがバンカーの左だった。絶対にこっちだと思いこんでいた。たぶん、左にはねて降りてきたと思うんですが…」。思わぬミスもあり、この日は3バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「75」とスコアを落とした。ただ、初日の貯金がいきて、通算3アンダーで単独首位を守った。

「誤球がもったいなかったけど、パターもそれほど悪くないし、ショットもそんなに悪くない。もっともっと上を目指して。自分のゴルフをするだけ」。初日から首位を守る“完全V”へ残り18ホール。すぐに気持ちを切り替えた。（千葉県長南町／玉木充）