疲労は感じつつも、一打に集中

◇国内女子◇ブリヂストンレディスオープン 3日目（20日）◇中京GC 石野コース (愛知)◇6573yd（パー71）◇晴れ(観衆5252人)

西村優菜が合計28ホールのムービングサタデーに快進撃を見せた。

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まずは荒天による順延の第2ラウンド残り14番でイーグルを奪取。イーブンパーとして迎えた第3Rは前半で2つスコアを伸ばし、後半インも11番でバーディを決めた後、終盤で一気に加速した。最終18番でカラーから5mを流し込むまで、14番から怒涛の5連続バーディ。第3Rは9バーディ、1ボギーのツアー自己ベストタイの「63」をマークした。

通算2オーバーの暫定49位から始まった一日が8アンダーの4位で終わった。

日本ならではの大ギャラリーに力をもらった

米ツアーに初めて本格参戦する今季は現地在住の日本人ファンに応援されることはあっても、大ギャラリーに囲まれることはほとんどない。「応援は大きいですね。幸せです。恵まれていますね」と渦巻く大歓声に浸った。

開幕2日前に米国から帰国しての強行出場で、もちろん疲労はある。長丁場に「疲れましたねー。疲れているなと感じたので、打つときに集中してはほどいて…としながら。あまり悩まないようにしました」。練った策を忠実に、プレーに力を注いだ。

3R後半のパット数は驚異の「10」

初日の前半を終えた時は3オーバーだったのに、首位と4打差にいる。「まさかここまで来られるとは思わなかった」は本音だ。約2カ月ぶりの日本で、ワクワクする最終日がやって来た。(愛知県豊田市／石井操)