今週は母親の沖縄料理を食べて試合に挑んでいる諸見里しのぶ

国内女子ツアー「マスターズGCレディース」の初日に、5アンダーをマークして単独首位に立ったのは、現在賞金ランキング首位に立つ諸見里しのぶだ。今季これまで5勝を挙げ、獲得賞金は1億4500万円を突破。今週は優勝賞金が2,214万円と高額なため、勝てば初の賞金女王が、また一歩確実に近づく。

今週の会場となるマスターズゴルフ倶楽部は、現在の諸見里の自宅から車で30分という距離にあるため、ホテルではなく自宅から通っている。「楽ですね。出かけるのに荷造りをしなくて良いし、気分的に凄く楽です」。連戦続きで体力的な疲れも溜まっているが、自宅から通えることで気分的にも大きな作用を及ぼしている。

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そして、今週は母親手製の沖縄料理も食べて試合に挑んでいる。「先週、母が沖縄に帰りまして、ゴーヤやヘチマ、島バナナを持ってきてくれたんです。それで、ゴーヤはチャンプルーやおひたしにして、ヘチマは味噌煮込みにしてもらって食べています」と嬉しそうに話す。

この日の諸見里は、ショットも安定していたが、長いパッティングが良く決まった。4番で10m、7番パー3では8m。後半に入っても11番で8m、さらに12番パー5はピンの手前4mのスライスラインを読みきり、カップの反対側から最後の一転がりで入るなど神がかり的な場面もあった。そして14番パー3も5アンダーに伸ばす10mのバーディパットを決めた。2週間前からパッティングのタッチが合わなくなっていたが、今週は10mから15mのロングパットを練習しているが、早速その効果が現れた。

現在賞金争いで諸見里を追う横峯さくらが、1打差の4アンダーで単独2位につけている。明日の大会2日目は、その横峯と直接対決となるが「意識しないかといわれると、多少は意識しますが、それよりまずは、最終日を良い状態で迎えたいです。今日6バーディを奪えましたが、反省点もあるので、これから調整します」と話し、練習場に向かった。そして今日も自宅に帰って、両親と一緒に沖縄料理で一日の疲れを癒すことになるのだろう。