賞金ランキングトップの稲見萌寧。シーズンは残り4戦

◇国内女子◇TOTOジャパンクラシック 事前(3日)◇瀬田GC北コース (滋賀)◇6616yd（パー72）

賞金ランキング1位の稲見萌寧が腰痛から復帰する。2週前の10月「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」最終日に腰痛のため「動けなかった」と棄権すると、続く「樋口久子 三菱電機レディス」も欠場を選択した。「完治はしていないけど、痛み止めとかケアをして、練習も抑えて何とか試合に出られるかな」と今週の復帰に踏み切った。

＜＜　下に続く　＞＞

「骨とかは何も異常はない。安静にしていたら痛みは減ったけど、安静にしすぎると(患部の)周りの筋肉が固まっちゃうので、最低限打てる範囲で練習している感じ」。病院にも通い、痛み止めを服用。湯船に浸かって身体を温めるなど調整に励んだ。

開幕前日は臼井麗香と練習ラウンドした稲見萌寧

スイング自体は「インパクトから上手く体をねじれない。腰をかばっているスイング。いつも通りのフルスイングはできない。(通常と)イメージは違ったりはする」と不安げに話した。

初の賞金女王へシーズンは残り4戦。開幕2日前の2日(火)にアウト9ホール、この日にイン9ホールを確認した。「芝から打ったのが1週間以上ぶり。キャディさんに『芝慣れしてないです』って」とおどけた。それでも「ちょっとでも頑張って上位で戦いたいです」と顔を上げた。(滋賀県大津市／石井操)