小祝さくらは地元・北海道でツアー2勝目を狙う

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 事前(25日)◇小樽CC (北海道)◇6695yd（パー72）

27日開幕の「ニトリレディス」にホステスプロとして臨む小祝さくらは地元・北海道で、ツアー2勝目を目指す。大会2日前の25日はアウト9ホールをラウンドし、「先週2回練習したけど、その時より風が強い。風がある日に練ランできて良かった」と難関・小樽CCの攻略に向けて最終調整に入った。

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前週に行われた海外メジャー「AIG女子オープン」（全英女子）では、同じ辻村明志コーチに師事する上田桃子がメジャーで自己最高となる6位に入った。3日目を除いて大会を視聴したという小祝は「すごいな、と。(強風だった)予選もちゃんと崩さずにしっかり通るというのはさすがだな。自分だったら…と想像しただけでヤバかった」と自分の身に置き換えながら、畏怖しつつ上田の戦う姿に見入った。

新型コロナウイルスがなければ、自分も本来は観戦される側のはずだった。出場を断念して「後悔はない」としつつも「いつかコロナが落ち着いたら、行ける権利を取っていきたいって桃子さんのプレーを見て思いましたし、リンクスみたいなコースは経験してみたい」と打ち明けた。

今季初戦の「アース・モンダミンカップ」では13位タイ、第2戦の「NEC軽井沢72」では予選落ちを喫した。「NECはロングパットは良かったけど、1mが入らなかった。ショットはイメージしていたようにはいけなかった」。今大会に向けて「ショットは修正できて、パットもだいぶ良くなった感じはする」

辻村コーチからは「日本を選んだからには優勝する気持ちでやってこい」と言われたといい、「(NEC)軽井沢はダメでしたが、（次週から）『ゴルフ5レディス』、『日本女子プロゴルフ選手権』もあるので頑張りたい」と表情を引き締めた。(北海道小樽市／石井操)