来季のシードを確実にした篠原まりあ

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 最終日（3日）◇武蔵丘GC（埼玉）◇6585yd（パー72）

初日にホールインワンを達成した篠原まりあは、通算5アンダー10位タイで大会を終えた。賞金150万4000円を加算し、賞金ランキングは43位に浮上。2500万円を突破し、プロ5年目で初のシード獲得を確実にした。「プロになって初めて。目標にしていたことが5年かかったっていうのは悔しくもあり、うれしくもある」と打ち明けた。

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不調から好調への転機が訪れたのは、9月の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」だったという。それまで、3年間パットに悩み続けていた。「入るかな、大丈夫かな、入らないかな」とマイナス思考だったが、「入る、大丈夫、入れたい！」とプラス思考に切り変えた。その結果、同大会で4位に入り「パターに自信が持てるだけで、こんなにもゴルフが変わるんだ」と実感したという。

毎年、賞金レースが佳境となる「伊藤園レディス」の週、11月17日に誕生日を迎える。「嫌なときに生まれたな…と思っていたけど、今年は一番うれしい誕生日。プロになって一番気楽な誕生日」と笑顔を見せた。

次なる目標はツアー初勝利。次戦となる「伊藤園」の最終日、23歳の誕生日を優勝カップとともに過ごせるだろうか。（埼玉県飯能市／大久保彩）