5アンダー4位で決勝に進んだ渋野日向子

◇国内女子◇ニトリレディス 2日目（30日）◇小樽CC（北海道）◇6650yd（パー72）

渋野日向子は1アンダー19位から、通算5アンダー4位に浮上した。首位と2打差につけ、週末の優勝争いに臨む。

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「このスコアは予想していなかった」。前半はかみ合わないショットや、カップにかすりもせず外れるパットに険しい表情を見せた。初日に64.3％だったフェアウェイキープ率はこの日、50%に下降した。「昨日のプレーで結構(カップを)オーバーしたのがたくさんあった。それが頭に入っていて、打ちきれなかった」とパットをショートさせる場面も目立った。

エンジンがかかったのは後半13番(パー5／525yd)。1Wで放ったボールはピンまで残り214ydに達し、5Wの2打目でグリーンオンさせた。残り7mのイーグルパットは「入れようと思ってなく、入っちゃった」とカップへ吸い込まれ、頭を支配していたイメージが薄れたという。

6月の「ニチレイレディス」初日から記録を継続しているオーバーパーなしは26ラウンドに伸び、「継続できてうれしい。できる限り、続けていきたい」と力を込めた。

27日(火)には急性副鼻腔炎と診断されていた。「周りに無理して出なくて良いと言われたけど、今の結果を見ると…どうしたんだろうという感じ。自分でもビックリ」と明かした。

「予選通過できてほっとしている。特に優勝争いは考えず、あと2日頑張れば結果はついてくると思うので伸び伸びやります」と落ち着いて語った。(北海道小樽市／石井操)