池田勇太は開幕前日にプロアマ戦をプレー。1Wのフルスイングで同伴アマを沸かせていた

◇国内男子◇長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 事前（5日）◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ（北海道）◇7178yd（パー72）

今季は米国ツアーに積極参戦中の池田勇太が、約2カ月ぶりに国内ツアーに復帰する。4月末「中日クラウンズ」以来となるエントリー。6月中旬「全米オープン」から帰国後の2週間は「疲労をとることが最優先」と軽めの調整にとどめ、「良い仕上がりにはなっていると思う」と心身の状態を整えて北の大地に乗り込んだ。

＜＜　下に続く　＞＞

5月中旬から4試合に渡った1カ月間の米国転戦から、悔しさばかりを募らせて帰国した。「ザ・プレーヤーズ選手権」は22位、「ディーン&デルーカ招待」は53位、「ザ・メモリアルトーナメント」と「全米オープン」は予選落ち。「結果を出せず、かなり悔しい終わり方だった」と振り返り、険しい表情を向けた。

2週間後には「全英オープン」、8月上旬には出場が濃厚な「全米プロ」と今後も2つの海外メジャーが控えているが、「いまはそっちのことよりも、この試合のことだと思っている」と、まずは目の前の一戦に集中。今季は4試合に出場した国内ツアーでも賞金ランキング134位と低迷が続くだけに、そろそろ結果を求めたいところだろう。

「海外で収穫はいろいろあったが、それを結果として出せていない。いま自分に必要なのは、とにかく結果だと思う」。言わずと知れた、昨季の国内ツアー賞金王。強い池田勇太を待ちわびているのは、決して本人だけではないはずだ。（北海道千歳市／塚田達也）