妹でプロゴルファーの片山眞里と練習グリーンで調整を続ける片山晋呉

国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」が23日（木）、千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コースで開幕する。2007年大会を制している片山晋呉は、風雨に見舞われた前日は練習場で軽めの調整。コースに出ることはなく、足早に会場を後にした。

「調子は悪くないですよ。悪かったら、あのコースで優勝争いはできないでしょう」。前週の「日本オープン」では、池田勇太と1打を争う優勝争いを演じ、結果的に1ストローク届かずの2位タイフィニッシュ。3度目の大会制覇こそ逃したものの、国内最高峰のメジャー戦を今季最高位で終えた。

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前週の悔しさは同時に、シーズン終盤戦への楽しみも片山に抱かせた。「どこか、はまればいいね。この調子だったら、あと1回か2回はどこかではまるでしょ」。

今週から最終戦までのシーズン終盤に、歴代優勝者に名前を刻む大会が続くことも自分自身への期待をいっそう膨らませている。最終戦までの7試合のうち、過去には「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」と「カシオワールドオープン」を除く5試合を制覇。「どこでも前向きにできるよね」と、口調も軽やかだ。故障により3カ月の離脱を強いられたツアー中盤戦の遅れを、高額賞金が続く“秋の陣”で盛り返す。（千葉県千葉市／塚田達也）