アルバトロスから予選落ち 男子ツアー初の珍事
2014/06/20 20:03
7オーバー121位から「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」2日目をスタートしたプロ3年目の嘉数光倫(かかず・てるみち)が、後半10番のパー5でアルバトロスを達成。この日「69」と伸ばしたが、予選カットラインに3ストローク届かず、通算4オーバーで予選落ちとなった。
男子ツアーの記録が残る1985年以降、嘉数で32回目の達成となったアルバトロス。同期間におけるホールインワン数(514回)と比較してもその珍しさは際立っているが、今回はさらなる“珍事”が加わった。アルバトロス達成者が予選落ちした初めてのケースとなったのだ。
フェアウェイ左サイドから3番ウッドで打った、残り256ヤードの2打目。ややドローがかかったボールはグリーン右のカラーにキャリーし、グリーン奥に切られたカップに吸い込まれた。「すごい嬉しかったです。ゴルフ人生でまさかアルバトロスが出来るなんて、考えてもいなかった」。
3ストローク縮める1打で一気に予選カットライン上まで挽回したが、以降はスコアを落として予選落ち。「勢いに乗りたかったけど上手くいかなかった。複雑な気分です」と肩を落とした。