ローアマ獲得の藤本佳則はまだまだ満足いかない様子。来季のツアー参戦が楽しみな存在だ

滋賀県の琵琶湖カントリー倶楽部で開催された国内男子ツアー第16戦「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン」最終日。東北福祉大4年の藤本佳則が通算2アンダーの12位タイで、2009年大会に続くローアマチュア賞を獲得した。

2アンダーの13位タイから最終日をスタートした藤本は出だしの1番をいきなりバーディとするなど、この日は3バーディ、3ボギーの「71」。順位を一つ上げてフィニッシュした。だが「あれだけフェアウェイから打てたのに、イーブンパーでは・・・。もう少しパッティングが入ってくれれば、スコアも変わってきた。その辺が課題」と笑顔は無い。「来年ここで戦うことを考えると、12位で満足してはいけないと思う。まだまだ上を目指さないと」と来季のプロ転向、ツアー参戦をにらむと口惜しそうだった。

今大会は福祉大OBの先輩、池田勇太と3日間一緒にプレー。「勇太さんは18ホール、平常心を保ってやっているのがすごく印象的だった」と収穫もある。休む間もなく27日（火）からはセカンドQTに出場。表彰式、スポンサーパーティーに出席後は、急ぎ足でコースを後にした。（滋賀県栗東市／桂川洋一）