シニア入り視野も本命はレギュラー 48歳・武藤俊憲の挑戦
◇国内男子◇~ジャンボ尾崎追悼大会~ ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディ取れるんだトーナメント 3日目(22日)◇草津CC (群馬)◇6690yd(パー72)
高校卒業後から研修生として6年間、コース内のロッジに住み込みで腕を磨いた思い入れの深いコース。地元・群馬県の草津カントリークラブで初開催のツアーに臨んだ武藤俊憲は予選カットラインに3打届かず、通算5アンダーの93位で予選落ちに終わった。
106位の出遅れから臨んだ第2ラウンドは、イーグルを奪った前半5番(パー5)までに4つ伸ばすロケットスタート。「良い状態にどんどん近づいている中だった」ところで、日没サスペンドになったことが口惜しい。「中断になると、ぜんぶ途切れちゃう。そのへんを上手く合わせられなかった」。この日に持ち越した13ホールでイーブンパーと伸ばせず「68」にとどまった。
毎日のようにラウンドした、隅々まで知り尽くした元ホームコース。「木が少し大きくなったぐらいで、全体的なイメージはほぼ変わってない」というかつての記憶をアドバンテージに変えたいところだったが、「なんせ、20数年前ですから。昔とはボールの飛び方の質も、体も変わってきているので」。プロ25年目の48歳は「ちょっと草津から離れすぎたと思う」と、不完全燃焼に終わった2日間を静かな口調で振り返った。
2019年「パナソニックオープン」を最後にツアー8勝目が遠い。賞金シードは2020-21年シーズンに14年連続で途切れ、以降も復帰はかなっていない。昨季の予選会(QT)はファイナルまで進めず、今季もツアー出場が限られた立場にいる。現時点で出場が確定しているレギュラーツアーはなく、来週は下部ACNツアーの出場を予定している。
視線の先には、50歳で迎える2028年からフル参戦が可能な国内シニアツアーもある。それでも「それは、ちょっと置いておいて」と2年後に照準を合わせるつもりはない。「あと何年、レギュラーの寿命を延ばせるかが僕の挑戦だと思ってやっているので、そこは意識してやりたいと思う。懲りずに、また挑戦します」。再びのトップツアー定着へ、まだまだ老け込むつもりはない。(群馬県草津町/塚田達也)