2026年 前澤杯 MAEZAWA CUP

3位発進の古川龍之介 信頼するキャディと交わした約束「今年は怒るな」

2026年 前澤杯 MAEZAWA CUP 初日 古川龍之介
25歳の古川龍之介は「65」の3位タイで好スタートを切った

◇国内男子◇前澤杯 MAEZAWA CUP 初日(23日)◇MZ GOLF CLUB(千葉)◇6652yd(パー72)◇雨

古川龍之介が3位で好発進した背景には、オフに交わした“ある約束”があった。「『今年は怒るな』っていう約束をして…」

2022年にプロ転向し、2025年6月に下部ツアーでプロ初優勝を飾った。しかし、「(昨年は)優勝ばっかり意識しすぎて、感情的になる試合が多かった」と反省を口にする。レギュラーツアーで3回のトップ10と優勝争いに絡みながら、あと一歩のところで初勝利に届かなかった。シーズン後半は思うような結果も出なかった。

2026年 前澤杯 MAEZAWA CUP 初日 古川龍之介
欠点だった“怒り”を抑えて戦った

焦りは試合後にも影響した。「去年は下部とレギュラーの両方に出て必死だったんですけど、プレーを終えて練習場に行って、パッティングした後に納得いかなくて、また練習場に戻ったりしてました」。好結果が出ず、練習を無理に重ねる悪循環を断ち切ったのが、去年もタッグを組んだキャディの岡本史朗さんだった。かつて、比嘉一貴の賞金王戴冠などをアシストした名参謀。「横にいるキャディも気分がよくないと思う。『正直、怒んない方がいいぞ』って岡本さんが言ってくれた」。自覚していた課題を、信頼するパートナーの言葉で改めて突きつけられた。

今季のスケジュールが決まり、再び岡本さんにキャディを依頼すると、返ってきたのは一つの条件だった。「(怒らないという)約束で担いであげる」。その約束を交わし、再び今週タッグを組んだ。

初日は前半インから出て、12番(パー5)でバーディを先行。ただ「段越えのバーディパットがなかなか距離感が合ってなくて」と違和感もあった。それでも怒りの感情を抑えプレーに集中すると、「何ホールか過ぎてからは距離感も合いだして、後半はミドルパットが入るようになった」とアウトで6つのバーディを重ね、9バーディ、2ボギーの「65」でホールアウト。7アンダー3位で終えた一日を、「今日は楽しかったです」と振り返った。

とはいえ、まだ初日を終えたばかり。「今日のスコアを当たり前だと思って攻めちゃうと、たぶん痛い目を見るんで、いい意味で今日のことは忘れて明日からやりたい」。怒りを抑え、キャディとの約束を胸に初優勝を目指す。(千葉県睦沢町/安平賢太郎)

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